衝撃的な出来事があった。 例えば
どこがどうというわけではない。ただどことなく、「いい店だ」と感じる。
客への思いやり、サービスといったものは本来「こういうことをしてますよ」と、アピールしていいものじゃない。 「いらっしゃいませ。」
落ち着いた低いトーンの青年の声。 「今日はいつもより少し遅いご来店ですね。」 「ああ。残業が長引いてね。疲れたよ。」 「それではまず疲れに効く辛味のあるものでもお出ししましょうか。」 まだあどけなさの残る顔で微笑む。 「そうだね。それと、ビールを。今日は青魚で何かいいのはあるかい?」 「ええ。海がベタ凪ぎでしたからね。いいポイントで漁ができたようです。サバにアマダイ、オコゼなんてオススメですよ。」 「じゃあ、オコゼを貰おうかな。」 「はい。ただいま。」
この店はオープンキッチンになっていて、職人の技を間近で見ることができる。
ほう。貝の刺身にインド風スパイスがこんなにも合うとは思わなかった。これは青憲君のアイデアだろうか。
その時、傍のカウンター席に座っていた中年女性客が、普段彼女が乗っていそうな自転車の急ブレーキのような声で叫んだ。
その先には。 青憲君が制服の白衣を真っ赤に染めて、ズボンを膝まで下げたまま、まな板に乗せた自分のちんこを何食わぬ顔で捌いているではないか。 「あ・・・青憲君・・・一体、何を・・・。」 「少々、お待ちくださいね。ただいまお持ちしますから。」 また、例の微笑み。 オイイィィィ! イヤ、それ、まな板に乗せるもんじゃねーし!普通、捌くもんでもねーし!魚ですらねーし!
というくらい衝撃的だった。 |
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