発表 2005/05/11

鬼畜の日常

「あ・・・鬼畜、こっちこっち!」
「おう、久しぶり。まったく、杉本って名前で予約してないから間違えちまったよ。」
「やあね、旧姓で予約入れるワケないでしょ。ふふ。」
「まだお前が結婚したの、慣れなくてね。」
「もう一年以上経つんだから、いい加減覚えてよ。」
「すっかり主婦だもんな。見たら結婚したの思い出すよ。あ、俺はターキーをロックで。」
「あー、ひどい。それって褒めてないよね?」
「まあ、元気そうでなによりだよ。幸せそうじゃん。」
「んー・・・まあ、そうかな?でも・・・よくわかんないや・・・。」
「・・・・。」
「あ。」
「ん?なに?」
「窓の外。鬼畜、まだあの原付乗ってるんだ。」
「戦友みたいなもんだしな。いい加減寿命だとは思うんだが、手放せなくて。」
「いまどき流行らないよ、そういうの。」
「やかましい。こういうのは流行りとか廃りとか関係ねえの。」
「あは。でも、鬼畜は変わらないよね。そういうのって・・・なんか、いいな。」
「いやあ、変わったと思うぜ。『おとなのふりかけ』、好物になったし。」
「アハハ。なにそれ?バーカ。」
「あ。でも、たまにさ、小学校時代の同級生とか街中で声かけてくんのよ。『鬼畜でしょ?久しぶり〜!』とか言って。俺の方はお前なんか覚えてねえっての。ああいう時なんかは俺って成長してねえからわかっちゃうのかな、とかは考えるね。」
「あたしはそういうのって、ないな・・・・学生時代と随分変わっちゃったもんね。髪なんかもう気にしてらんないしさ。見てよこの手の洗剤荒れ。もう・・・すっかり主婦でさ。」
「お前は・・・まあ、そんなに・・・・変わってないと思うぜ。」
「え〜?さっき『すっかり主婦』だって言ってなかった?」
「いや、ほら、程度の問題で。この前佐藤を見かけたんだけど・・・覚えてる?佐藤のエッチャン。」
「うん、覚えてる覚えてる。」
「あいつ『うちの家系にハゲはいないから俺は絶対ハゲない』とか言ってたじゃん。それがもうツルンツルンで。腹回りなんかも・・・こう、な。」
「へえ〜!見てみたいなあ。」
「だから、さ。他の連中に比べりゃ、お前はそんなに変わってねえって。」
「・・・うん。うん・・・鬼畜、ありがとね。」



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