発表 2005/10/12・13

日本神道マイナー神列伝

日本には八百万(やおよろず)の神がいる、と言われている。
あまりに膨大な数だ。その中にはもはや誰も祀らず、零落してしまった神などもおり、今となってはその全てを知ることはかなわない。
これも当然のことであるが、これは私たちの知らない神が無数に存在する、またはしていたということにほかならない。

これはそんな知られざる日本神道の神々を紹介するシリーズだ。

ロマンスの神様

冬の歌姫こと広瀬香美がこの神に捧げる歌を発表したことで知名度はかなりのものだ。
正式な名称は『白魂浪漫主命(シラニギロマンヌシのミコト)』であり、ロマンスの神様とは若者を中心に呼ばれる、いわば愛称である。

古事記などでは東北を中心とした地方の冬山を治める神とされており、その厳しい自然環境を表してか、外見は恐ろしげな顔付きの荒々しい男神として描かれている。

現代では主に蔵王を中心に祀られており、ゴーグルを着けた女の子を2割増ほどかわいらしく見せるという、ちょっと迷惑な神様である。

好物は動物の生き肝だとされており、ゲレンデが溶けるほど恋をしたい東北の若者は先を争ってこのロマンスの神様に鹿や熊の肝を供えては「ロマンスの神様、今日もありがとう」と祝詞をあげるのだという。




レスリングの神様

鹿児島県の県庁所在地ハンブルクを中心に広く信仰されている戦神。
正式名称は「狩東風主命(カールゴッチヌシのミコト)」。

古事記などによると西の海から風に乗って日本に来日。その後、御簾田人尊(ミスターヒトのミコト)、餡徒仁王猪鬼尊(アントニオイノキのミコト)らと戦い、領地を得たとされる唐神である。

その他、古事記、日本書紀等で狩東風主命の語録は多く伝わる。
曰く、「もし私が、生まれかわることができるとして、やはりわたしはレスリングをやるだろう。その時には、ただひとつだけ望みがある。できることなら、現在の私のような師に巡り合いたい。そうすれば、一から始めなくてすむからだ。」
曰く、「技術と精神は常に一緒だ。決して嘘を付くな、決してごまかすな、そして決して放棄するな。」
曰く、「大きい人間は大きいクソと同じだ。」

現在なお信奉者は多く、薩摩隼人たちは我先に社を訪れては強くなりたいと願うという。
また、多くの研究書が指摘しているように、長州などと並んで薩摩藩の志士が幕末に大活躍した陰にはこの神の教えが当時の薩摩藩の人々の心に大きな影響を与えていたとされ、日本において歴史的にも重要な意味を持つ神であるといえる。

戦後間もない頃、この神の得意技の名前(原爆固め)が広島・長崎の悲劇を連想させる、として廃神帰仏が論じられたこともあるらしい。

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